2016年4月30日土曜日

駐車場の番長

バリ島に入って、早一週間。

クタというエリアで落ち着くつもりが、10年ぶりに訪れた町は予想外に変貌を遂げていました。



便利さとうらはらに、賑やか。
ビーチも、人が溢れていてゆっくりサンセット‥とは程遠い。
すこし静かに暮らしたかったので
自然の中に引きこもるべく?苦笑
ブキット半島という
サーフィンでとても良い波の立つエリアに来ています。(諸事情でサーフィンはお休みちゅうだけど💦)



(バランガン。木に隠れて見えない左側がポイント)

(ビンギンP)
(左奥、インポッシブルP)


スリランカのように、歩いて目の前が海というシチュエーションではないので
バイクで走る、ひたすら走る。

バリはバイク社会です。
普通のスクーターに三人乗りとかよくみかけます笑。
道路がすぐに混雑するので、バイクですいすいっと間をぬうよう走るのですが、事故おこしそうでドキドキします。ついこないだも、宿にとまってる男の子が転倒して大怪我していました。うぅこわ。。
こっちの人はみんな運転うまいよね‥苦笑

(兄さん、載せますな〜w)

わたしは、スピードに弱くて
バイクの運転ができません。
なのでだんなさんに命を預けて?
後ろからヒヤヒヤしながらしがみついております。

さてさて、
何処へ行くにもバイクが必要なのですが
こないだ夕方海にいったときのこと。
パーキング
とかいた矢印のほうへすすむと
小高い砂山に何やら茶色い姿が‥


何かおる。
なんだ?


モウ。うしやーん

まわりこんでようすみようとしたら‥


ふりむいたーっ


なんといいますか、


ゆるい風景。笑


牛の見張りのいる駐車場‥


こーゆーとこのほうがおちつきます笑






2016年4月23日土曜日

自然体

ここしばらく。
旅という外から受ける刺激の中で過ごしているので
内側を見つめる時間が、あるようでなかった。
つい、外に、外に、と意識が向いて
常にONの状態。

知らない土地では、何かをするのに情報が必要だから
(買い物をすることをひとつとっても)
誰かに聞いて、あるいは歩きまわってその情報を集めにいく。
言葉が通じないところでは、まずはその土地のことばを調べてみたり。
常にオンオンオン、
テイクテイクテイク
なわけです。

そしてそれは、楽しいことでありながら同時に消耗することでもある。

特に都会や街中にいると、そして移動が続くと
その傾向が強まり
何かを探してしまう。
欲が露わになる、というのかな。
剥き出しになる感覚。
あれしたい、これしたい、
これ食べたい、あれ飲みたい
あれが欲しい、これはいらない
あの人にあいたい、この場所にいきたい、羨ましい、それがしたい、
他にもっといい方法や
場所があるんじゃないか?
損か、得か?
‥‥欲望の渦が次から次だ。

何を求めてるのだろう?
何を探しているの?
それを自問自答する日々です。
ほんとうは知ってるのに、どこにも探すものはないと。

欲望がだめ、というわけではなくて
その欲望との向き合い方がだいじなのだ。
振り回されるのか?
顧みずのポジティブさで覆うのか?
認めて受け入れて、対処していくのか?きれいなことばでかたづけるのではなくてさ、虚言はいらないんだよ。
欲望の渦があるなら、そんな自分を愛したらいいじゃない。
それから知ればいい。

何が真実なのか、を。
それだけ

後半の旅は、帰る最後の日まで落ち着くつもりです
動くことよりも、やっぱりひとところにいるほうが自分がよく見える。
だから、ようやくじっくり
内側を満たしていく時間がとれそうです

力まず自然体でね〜


2016年4月22日金曜日

どこにいても。

ブログに書きたいことが山程たまってきていますが、通信事情がいかんせんあまりよくないのでなかなか進まず💦

さてさて、いま私は事情あってインドネシアのジャカルタにいます。

あろうことか、ヨガマットを飛行機に忘れてきてしまい
こちらでヨガマットを探すも見つからず。。(>人<;)

ジャカルタではヨガはまだまだ一部の富裕層向けのようです。
でもヨガスタジオは市内にいくつかあるとのこと。時間があれば行ってみたいところです。

そしてインドネシア語と英語がスムーズに話せたらヨガクラスしたいなぁと妄想してます苦笑

ここに来る前のシメルー島では、
ヤギと?、そしてキッチンで働くローカルのお姉さん達とヨーガを楽しみました。

マットがないから、ボードケースをヨガマットがわりに‥しかし、めちゃ滑る

題してヤギヨガw
寄ってくるからつい覚えさそうと‥

キッチンdeヨガです

ヨガに興味津々キッチンガール?ズ(^^)

そこに言葉はナシ笑。
彼女達は日本語も英語もわからないし、わたしもシメルー島の言葉がわからない。
ゼスチャーと絵を描きもってのレッスンです。

お姉さんはとっても熱心で、
私が島を出るとき
"私もっとヨガを教えて欲しかったのに〜〜"と泣きながら言ってくれて
一緒に嬉し泣きしました。
太陽礼拝しっかり伝授したから、ちょぴっとでも思い出してくれたらいいなぁ‥
でも忘れてもいい(^^)
瞬間を味わえたなら。

どこにいても、
そしてだれとでも。

ヨーガのじかんは笑顔を運んでくれますね。

ありがとう∞


2016年4月17日日曜日

恋してスリランカ

穏やかさ、温かさ、仏陀とスパイスの香り漂うスリランカ。

そこかしこに笑顔が溢れていて

子供達がほんとうにかわいい。











約一カ月のスリランカは

ずーっと同じ場所

ほんの少しだけ観光もしてみたけど

それよりは

海のリズムで暮らすことと、
誰かの笑顔に出会うだけで充分おなかいっぱい

そして旅の中では
予想外の出来事が起こってみたり
思い通りにいかないことがあったりするからこそ、面白くて、
想い出に色をつけてくれる。
それは日常とておなじ。

特別な日なんてなくて、
毎日が特別

そんなことに改めて気づかされた
笑顔と光の島

またいつかみんなに会えますように

2016年4月9日土曜日

3泊4日弾丸聖地への旅 その②

スリーパーダ(アダムスピーク)
標高2238メートル

頂上の岩には、聖なる足跡があるといわれています。

仏教徒には仏陀の足跡
ヒンドゥー教徒にはシヴァの足跡
イスラム教にも、キリスト教にも
それぞれの、聖なる足跡が残されていると考えられていて、
宗派を超えてそれぞれの聖地を目指し、老若男女この山を祈るように登っているそう。
この山の頂上から、日の出を見るためにスリランカの人もツーリストも集まってくるわけです。

山岳信仰から、開山されているというのが日本の登山と重なります。

もっとも、
ここは聖地且つ、観光スポットでもあるので山を登る途中途中に、お土産物やお茶屋やさんが軒をつらね、夜中というのに
派手な音楽を鳴らして、ウエルカム感満載、笑













さてさて、肝心の登山はというと‥
ホテルでの数時間を経て、夜中1時に目覚ましで起きたものの
移動疲れで眠すぎて、
もうやめとこかーという怠け心を制して準備開始。
と、いってもごっつい登山靴がいる場所でもないので動きやすい服に着替えてオヤツをかばんにいれて出発。

観光なんで、ぼちぼち登ればええやんな〜
といいながら歩き出す。
仏陀やガネーシャがお迎えしてくれて
なかなかアトラクションのようで楽しい。


















(この門からが登りのはじまり)

こんなに暑いのに、頂上は寒いとのことでサンタクロースのような、もしくはP社のシンチハットもどきのフリースの帽子とか売っている。(写真撮るの忘れたのが惜しい苦笑)
カラーリング、これ同じやがな〜〜とひやかすのが楽しい。

しかし登りはじめて、数分。

うん?もしや
階段しか、ないのでは‥???
縦走路での菊水山の階段を思い出す‥
2000メートルということは、菊水の階段の4倍か?
そう思ったら急にしんどくなり笑。
ひたすら、階段。
延々と階段。
階段祭り笑。


普通に斜面登るより、単調で心が折れそうになります‥

途中からマントラでも唱えようと
ひたすら自分の好きな神様のマントラを心の中で歌いつづけてみました。

延々と、そして淡々と。

マントラに合わせて足を上げていくと
集中力がましてきたのか
なんか調子が出てくる。
呼吸と、マントラと、動きとが一致するとむしろ気持ちよくさえなってきて
快調に歩をすすめます。

杖をついたおばあちゃんでさえ、
そして片足が義足の人でさえ
休み休みしながらも
登っている。
もうすでに登って降りてきた人、いまから登る人
行き交う人々と挨拶をかわしながら
ひとつの聖地を目指して歩く、という行為を共有している。

やがてうっすらと頂上がみえはじめたのが午前4時半ごろ。

近くでみるとなかなかカッコいい山の形。
薄暗い道に、頂上までヘッドランプや屋台の灯りが続いていて、
空を見上げたら、星が近い。
空気も澄んでいて、
遥か下に町の明かりが見える。

ふと、思ったこと。

それは頂上を目指す、という行為そのものが
到着しようがしまいが
巡礼の旅であり、自分との対話であり
すべてを楽しめてお祈りできたら
それでええんやな、てこと

階段の途中で疲れきってる老人も
お母さんに抱っこされてる赤ちゃんも
テンション高いスリランカのお兄さん達も
むちむちマッスルな欧米の若者も
目的地に向かってすべてを受け入れてたのしんでいる

しんどいであろうに。

そしてそこに、自然の素晴らしい景色や、人との出会いが加わって
道程をさらに楽しくしてくれる。

そうこうしてると5時ごろ、
ようやく山頂に到着。
階段に座り込み日の出を待つ。

(頂上は、朝陽を待つ人で大賑わい。そしてさっぶい‥)

階段に座ってぼんやりしてると
もはや、日の出待ちはどうでもよくなり苦笑
そこに集まっている人々のエネルギーを楽しみました。

そして夜明けとともに、それぞれの神様の前で太鼓や、笛の鼓笛隊が演奏を開始します。
























毎朝、毎朝、これを行なっていると思うと感服してしまう。  

祈り、とはなんて美しいんだろう。

私達は単なるツーリストで、その日しかそこを訪れないけれど
もしかしたら、毎朝登山してはる人もいてるかもなぁ
摩耶山のシカバネ会さんのように笑


日の出と、神殿を拝み
あとはまた、ただひたすら下りの階段を耐え忍んでおりていきます。
























というか、下りのほうがシンドイ苦笑

このあと数日間は膝ガクガクなのでした。 
トレイルランナーでもこれ、辛いとおもうわ‥苦笑
いや、速い人なら階段すっ飛ばすかな。ぜひ試してほしい‥

とはいえ辛い下りもまた、お楽しみポイントが沢山。
休憩してキリテーを飲んだり、
膝が限界や〜〜〜
ていう絶妙なところで、アーユルヴェーダ1分間マッサージの店があったり
だいぶ痩せたかな?なんて話をしてたら道端に体重計置いてたり。
考えることは皆んな同じか!笑
つい、20ルピー払って計測してもらってしもたがな。
何せエイド(ではないけど苦笑)が充実の帰り道です
















スリランカに旅行する人がいたらこの山訪れてみてください。
さながら、アトラクションですから!苦笑




2016年4月2日土曜日

3泊4日弾丸聖地への旅 その①

スリランカに来てから、暮らすような旅のスタイルだったので、観光らしいこともしてみたくなり
アダムスピークという山に登ってきました。





海も好きだけど、山もやっぱり好き。
せっかく来たのだから、高いところにも登りたい。どうせなら聖地といわれる山で朝陽を拝もう、というわけです。

2泊ぐらいでサクッと帰ってくるかー
という安易な考えだったんですが甘かった。

山の麓の地、ナラタニヤという町まで行く移動に要した時間13時間。
朝5時にヒッカドゥワ出発。
バス→列車→バスを乗り継ぎ、待ち時間を含めて到着したのが夜18時すぎ

( ;´Д`)長かった‥‥‥

ヒッカドゥワからナラタニヤまでは、距離だけみたら(日本的感覚で)そんなに離れてるように思わなかったんですが
インドよろしく、
ここは海外ということを忘れていました。

電車のスピードはそんなに速くなく苦笑、朝の電車は途中から乗車口を
はみ出しながら満員御礼で2時間半立ちっぱなし。
乗り換えて座れたものの、のーんびり走るので、いっこうに進んでる感じがしない。
(→この辺はまだ景色やオヤツを楽しむ余裕がありw)
ようやく着いたハットンという駅から、バスに乗るも、人を次々にのせて満員御礼でいちいちとまりながら走るので
1時間で着く(はずの)距離が2時間近くかかって、雷と雨の中、山の麓ナラタニヤに到着。

二人とも、ぐったり意気消沈。苦笑

そうやった。海外てそんなもんやった。。
むかし、インドで列車で3日かけて南から北へ移動したのを思い出しました。お尻が平らになる感覚、笑

移動も旅のひとつ。

景色が移り変わるのを車窓から眺めたり、日常の風景を切り取りながら
ぼんやりする時間が楽しい。
その時間は自分はどこにも属してなくて、窓から人々の生活を覗き見させてもらってるようなね。想像力をかきたてられる。

‥んやけど〜〜苦笑

混んでる電車やバスでの移動て大変ですやん。余裕がない笑。
すっかり、ヒッカドゥワで人混みや、あくせくした感じから遠のいていたので、二人とも放心状態になったというわけです。

さてさて、到着して間もないけど
一応2238mの山だから
朝陽を拝むには深夜の2時には出発せねばならない。

ガイドブックには、登り口近くに無料の休憩所があると書いているけれど、雨と雷と疲れで探す元気もなく、
滞在時間数時間のために宿にやむなくチェックインして登山に備えます。
続く。。