仏教徒は、家族揃って寺院へ参拝する聖なる日で、町中のお店もクローズします。
海へ行く途中、白い服をきた人が歩いているのをたくさん見たので、ドライバーさんに尋ねてみたら
"今日は満月だからポーヤデーだよ。祝日なんだ。正装をしてお寺に行く日だよ。お酒も飲んだらだめだよ"
と教えてくれました。
郷に入れば郷に従え
その国の習慣を知りたい!
お寺いってみたい!
と俄然興味が湧いたので、宿のオーナーさんにお寺の場所を聞いたら、家族と連れて行ってくれることになりました。
山合いに車を走らせること30分。
こんな辺鄙な場所に寺があるのかな?と思うような細くて舗装されてない畦道をガンガンすすむ。
途中からは車を降りて裸足で山道を歩きます。これが痛いったらありゃしない‥こんなとこスニーカーいるやろー?ていう道を歩くこと数分。
鬱蒼とした林の中に突然現れた、ものすごく神聖な空間。
瞑想の森。あまりに静かで美しくて、そこだけ別世界のような雰囲気
そして、お寺へ
火を焼べ、花を仏像の前にお供えして
本堂に入って手をあわせる。
写真禁止だったから、撮影できなかったけど
面白かったのは、
仏陀の像の横には鮮やかな色をしたヒンドゥーの神様も祀ってある。
スリランカの宗教は、仏教徒と、南インドから移住してきたタミル人が信仰するヒンドゥー教、またスリランカムスリムや、クリスチャンも。
インドほど、大きな国でないにしろ
お寺でのその仏像、神様像をみて
懐深いな〜〜
なんて妙に感心したのでした。
あと日本の寺と違うのは、
仏像の後ろに電飾がキラキラしてる場所も笑。
とにかく派手。
パチンコ屋か?!
とツッコミたくなるほど電飾が光ってるので何だか不謹慎にも笑ってしまう。
その辺りは、なんかインドと通ずるものを感じる‥
インドの神様も派手な色をしてるもの。
それと、人の多さ。
こんなに人がお寺に集まってくるのか!という驚き。
お坊さんのお経がスピーカー越しに流れてくると、小さな子供もおじいちゃん、おばあちゃんも座って手を合わせて耳を傾けたり一緒に詠唱している。
敬虔なんだなぁと感心しながら
私も心の中で手を合わしました。
宗教てさ
言葉だけでとらえると、なんだか新興宗教?とか、ともすれば怪しげなイメージがあったりするんやけど
スワミジが以前、宗教とは
Way back home
自分の家に帰るような道のようなものだよ
だから、あの宗教がよくて、あれがだめ、とかいう次元の問題ではなく
ただ道筋なのだから
否定したりしないようになさい
と言っていたのを思い出しました。
あれがよくてこれがだめ、とかさ
宗教に限らず、ナンセンスやん
人によって価値観はちがうものだし
それもえーし
これもえーよなー
おっ、こんなのもあるのね
みたいな、笑。
大らかな心をもってたいなぁ
インドとか、そしてこのスリランカに来てると
そういうことをよく思います。
スリランカのほうがもう少し秩序だってる気がするけど‥苦笑
自分ていう限定された想像範囲を超える出来事が、ふつ〜にあったりするとその都度、なんでやねん!てつっこみつつも、おもしろい。
スリランカの人の国民性がほんのすこしだけ垣間見えた気がしてとても興味深い日となりました。
お酒の飲めない日というのはお忘れなく。
あっついからビール飲みたくなるけど笑
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