2016年8月8日月曜日

三歩すすんで、二歩さがる。

今日は珍しく、サーフィンのことについて書いてみようかなと思います。





先週も高知でしたが、この週末も徳島〜高知を波を求めて行ったりきたりしていました。(どんだけ、四国好きなんだ苦笑)

私はもともと肌の色が昔から黒いのと、
焼けやすいのも重なって
健康的に見てもらえることが多いのですが

実はむかし、超文化系。
お家だいすき。
本や漫画、音楽、映画
サブカルチャーが大好きな完全引きこもり系女子でありました。
外が苦手、というわけではなくて
興味の対象がぜんぶ室内で過ごすことだった笑
でも肌の色は黒いので、
"何かしてるの?"と聞かれて、
"いやいや、何もしてません‥"
と何度やりとりしたことか苦笑

そんな自分がいまでは欠かせない、
サーフィンと出会ったのは
旦那さんの影響です。

付き合いだした当初、サーフィン行くけどついてくる?
と言われたとき、何を用意していいのかよくわからないまま見学にいくことに苦笑。
いま思えば、そんなサマードレス着るか?!というようなワンピースを着てお化粧もバッチリ、完全都会派です。
浮くっちゅうに。

そして
まだ夜明け前の薄暗い中
トイレに駆け込んだら、汲み取り式で
何かが蠢いているのが気配でわかる。。
壁からも視線を感じる。
電気もない。
蜘蛛の巣がはっている。
匂いも強烈‥‥

ぎゃあ〜〜〜ぎえーーーたすけてえ〜

とパニックになり、ドアがどうしても締めれなくて
頼むからトイレの入口で見張りをしてほしい。
でないと用が足せない‥
と半泣きで訴える。も。

"そんなことで大騒ぎするな!"
とピシャリといい放たれ、
シブシブ本気泣きしながらトイレに入りました。

そんなエピソードがあるぐらい、とにかくアウトドアなんて、
てやんでえ!
無理でしょ?
な自分でした。

でも人って、変わるんですね苦笑
もとい、愛の力か?

いまではどこでもねれるし、どこでもトイレできるし苦笑、どこでも生きていける自信があるぐらい
適応力がうまれました。

話が脱線しましたが‥

それから何年も、ただついて行って海を眺める日々。
ビーチコーミングしたり、写真をとったり、日常から離れた時を過ごすのだけで充分でした。

しかも自分は、こどものころから筋金入のカナヅチです笑。
海に入る気なんて、さらさら湧いてこなかったのです。

でもやっぱり人間て変化するんですよ。笑

そのうち、ただ見てるだけじゃ飽き足りなくなってきてしまいました。
自分も何かしたい‥
しかし泳げない‥
ボディボードという手もあるが
自分の足で立ってみたい‥。
しかし泳げない‥

そうだ!
水泳教室に通おう!

というわけで、まずは泳ぎの練習から始めることにしました。
水が怖い、というのを払拭したい
いつかサーフィンデビューしたい、
それを胸に。

2年くらい通ったろうかな?
かろうじてプールでは泳げるようになりました。
でも、足がつくという大前提です。

だからまだサーフィンデビューできない‥苦笑

あ、そうだコンタクトレンズしてるから海の中で何かパニクっても目が開けられない!!水中眼鏡してサーフィンしてる人はおらんな‥えらいこっちゃ!!

というわけで、レーシック手術も行います。

そしてまだ、サーフィンデビューできません苦笑

かくして
かれこれ数年間かけて、壮大な?!
サーフィンデビュー計画を立てて
サーフィンする日を待ちます。

我ながら相当辛抱強い苦笑

それからそれから、ようやくスポンジボードを借りて
旦那さんに四国に連れて行ってもらうも‥、‥、‥、

沈。

あえなく撃沈。
波が怖い。怖くてたまらん!!!
波打ち際の白波で足さえつくのに、
怖い、ぜったい怪我する。
勢いをつけて安定させるために押してくれてるのに、押さないでよ!
と半ギレ。(←超ビビリ)
早速心が折れてしまいます。
あんなに辛抱強く、サーフィンしたいという目的のためにいろいろ進めてたのに、簡単に折れる心。とほ。

そして旦那さんには
サーフィンなめんじゃねえぞ!
勉強しろ!
やるなら本気でやれ!
と叱咤激励され、
さらに数年かけて、
こんどは海での恐怖心克服練習です。

まだ、完全なる波乗りデビューしてない。
かれこれ何年たったかわかりません。笑

海の怖さ克服のためにしたことは、
とりあえず慣れること。
須磨の海で、練習。
波がある場所では、身体だけでスープの下をくぐる練習‥
底まで潜ってみる練習。
海中で、波に巻かれたのを想定して
でんぐりがえしする練習‥笑。
海に飛び込んでみる練習‥

こどものころから運動嫌いだったので
泳ぐ、ひとつとっても一大イベント。
サーフィンどころではない。
けど、とりあえず海に慣れるようにしたかった。

そうこうしてるうちに
職場に素敵なサーファーの女性が入社してきて
年齢も近かったこともあり
お姉さんのように親しくしてもらいました。
その女性と、サーフィン旅行に行くことに。
最初に言われたのが、
"一回しか教えないよ!板も一回しか貸さないよ。本気でやりたいならあとは自力でがんばってね!そういうもんだからね"
と。
結構厳しいんやなあ。サーフィンは難しいもんなんやなぁと覚悟してむかいました。

その時初めて、借りた板で
一本目でスープの波に乗れることができました。
もう、飛び上がるほどうれしかった!!!!!!!
立てたぁ〜〜!!!と。

教え方もわかりやすくて、凹まないように怖くないところに連れて行ってくれて、そこからスタート。
旦那さんにも同じように教えて貰っていたのに、身内だから甘えてたんでしょうね。甘えて、怖い、といってみたり。すぐおちこんでみたり。
でも、その時の旦那さんの教えも、心に刻まれていたわけです。身体も覚えていた。

その女性から、引っ越しに伴ってサーフボードを譲り受けた時
涙がでました。
"あげてもいいけど、タダなら本気でやらないでしょ?だから売ろうとおもうけどいる?"
即答で
"買います!わたしがんばる!"
と、心に誓って泣きながら
"いつか一緒にまたサーフィンしようね"
と約束しました。

最初にサーフィンがしたい、と思ってから、かれこれ10年近く経過。
そこで、ようやくスタートラインです。


これもまた数年前の話。



‥‥‥‥‥‥‥‥‥

そしていまなお。
やっぱり未だに怖い。笑
いまだに、沖に出れないことも多い。
乗れない、という日がほとんど。
海に入る前は、入念に呼吸法して太陽礼拝して、心を落ち着かせ
出すもん出して(緊張するからすぐトイレいきたくなる)、
ご飯も沢山たべたら、吐きそうになるからあんまし食べれない苦笑
できるだけ、身体が軽い状態で、
よろしくお願いします!
と海に敬礼をして入水する。。
海に浸かったら、儀式のごとく耳と口に水を入れる。
頭までジャボンとつけて
巻かれる前に、事前準備苦笑

サーフィンてメンタルの影響めちゃめちゃ受けるなぁと実感しています。
ヨーガの練習がそこでいきてくるのであります。
いかに、平静でいられるか。

セットの波が沖から来たら、
いける、
イケル、
いける、
絶対いけるで〜〜
と自分に言い聞かせて波を越える。
もしくは、岸に向かってパドルする。
たまに、実際声出してる時さえある。笑

あかん、こわいかも‥
いや、むりかも‥
て思った瞬間、腰がひけて
こわい連鎖反応で巻かれてドツボにはまる。

こんなとき、決まって
いつも歌うのが
何故かチーター(水前寺清子さん)の歌。
あるとき、頭に浮かんできて
口ずさんでみたら、なんだか心が落ち着いて、いける気がしてきたんですよね苦笑

三歩すすんで、二歩、さがるぅ〜♪

こわいとおもったら、不安とおもったら後戻りしてもいいから
スタートしよう、と。

そしたら、これが功を成して
楽しくサーフィンできるようになってきたんです。
あきらめるのではなくて、
ちょっとだけもどってみる。
初心にかえったりして、こわくないとこからはじめる。
進歩はめーっちゃ遅いけど
時間はかかるけど、ありんこの歩みでも
でも確実に進んでるはず。

そんなこんなで、細くながく、続けたいと思っています。
ヨガとサーフィン、わたしにとってはかけがえのないもの。
うまい、うまくない、で比較せずに
(上達していくことや、コンペティションを否定してるわけではないよ!
受け入れて努力を怠らない、てこと)
楽しめればいいかなーと思っています。

そんなエピソードでございました。
いつかそのうち、スイ〜ってかっこよく乗る日がきましょう笑。
努力すればね。ふふ。

亀の歩みでがんばるぞ。
365日のマーチ、ええ歌やな〜






0 件のコメント:

コメントを投稿